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倒壊の危険のある古いブロック塀を撤去して、安全なフェンス付の境界塀にしましょう。220117Sa

この記事についているタグ:営業佐藤です
こんばんは。 アナログ・ヒゲおやじ・佐藤 です。
2022年が、新型コロナ・オミクロン株の大流行の兆しで始まりましたが
皆様お変わりございませんでしょうか?

新年初回は、古いブロック塀を解体撤去して、新しく目隠しのフェンスにする工事を
順番を追ってご紹介します。






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40年以上前に作られたブロック塀は、
軽量ブロックの100mm厚が使用されていることがほとんどで、
縦筋も9mmの丸鋼が3列か4列に1本入っている程度、横筋も4段に1本入っている程度が多く、
しかも結束もされていなく、先端にフック加工もしていないのが一般的でした。
ブロックとブロックの縦目地部分にはモルタルが充填されていますが、その他の空洞部は
何も詰めてなかったり、酷い施工だと紙(たいていの場合セメント袋)が
詰めてあったりしています。
6段以上の塀でも控え壁が皆無だったり、有っても4mスパンだったりしています。
当時は建築基準法もブロック塀に対して確固たる基準が無く、石積みの塀よりは
安全だと見逃されていた結果でも有ります。




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軽量ブロックの主たる素材は火山灰とセメントです。
火山灰もセメントも雨水により浸食されやすく、
昨今問題視されている酸性雨に晒されるとその傾向はより顕著になります。
雨水に浸食されたブロックやモルタルは痩せてしまい鉄筋を保護することが
できなくなります。すると鉄筋は錆びてしまい膨張して内部からブロックを
破壊することになります。
この状態は塀の天端と地面付近が特に顕著で、やがてブロック塀は根元から
倒壊してしまいます。




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大きな地震がきて倒壊しないうちに、安全なブロック塀やフェンス付の塀に
交換しましょう。

まずは、古いブロック塀の解体から行いますが、すでにグラグラしていることが多いので
慎重に作業を進めないと、解体中に倒壊するという事故を起こしかねません。





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安全を確認しながら隣地側等をコンパネ・ベニア等で養生しながら
天端から慎重に丁寧に壊していきます。



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境界塀の隣地側には、更に隣地の塀や工作物があることが多いので、
より慎重な作業が肝心です。隣地の工作物まで壊してしまったら
過失とはいえ、器物破損の罪に問われかねません。
慎重すぎてまずいことは何もないのですから、丁寧な作業を心掛けます。


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丁寧な作業をしたので、奇麗に基礎の部分でブロック塀を分離撤去することができました。
基礎には縦筋がこのように入っていましたが、今の基準よりかなり少ない本数でした。
基礎のコンクリートはしっかりしているので、清掃して再利用をします。
もし基礎にひび割れや大きな欠落がある様なら撤去して作り直した方が良いです。





次回はこの基礎の上にブロックを2段積んで、1mの高さのアルミ目隠しフェンスを
設置する工程をお届けいたします。
新しく作る境界塀の高さを今までと同じにして、
今までの目隠し効果は同じままに安全で奇麗な境界塀にいたします。

もし、あなたの家のブロック塀に亀裂や欠落があり、触ってグラグラする様なら
次回の私のブログを待たずに、すぐに御連絡ください。
大きな地震は明日来るかもしれないのですから!


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