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ソメイヨシノは全てが同じ樹??僕は君でキミはボク??220328Sa

この記事についているタグ:営業佐藤です
こんばんは。アナログ・ヒゲおやじ・佐藤 です。

今夜も、流れ出る鼻水・獏連するくしゃみ・塩水で洗いたくなるような眼球の痒み
に耐えながらブログをしたためております。
春は好き! でも花粉は嫌い? という方は世の中にたくさん存在すると信じています。
新型コロナ予防ワクチンの開発も大切ですが、どなたか花粉症の予防ワクチンを
研究開発していただけない物でしょうかねぇ・・・。

さて気が付くと今年もすでに1/4が過ぎ去ろうとしているこの季節、
街中にはサクラが満開となっていますね。


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東京の桜並木はどこも満開の状態ですが、このサクラ(ソメイヨシノ)は、
すべて同じ樹なのです。
もし、ソメイヨシノがおしゃべりできるとしたら、隣のソメイヨシノに向かって
「おい、お前は…いや、隣のオレは何故このオレなんだ?」
ということになるのでしょうかね??


御存じの方も多いとは思いますが、
ソメイヨシノは、「オオシマザクラ」と「エドヒガン」の交雑種だと
遺伝子学で解明されていますが、人為的に交配されたものか、
自然に交雑したものを偶然見つけたのかは分かっていません。
この原木はつい先日、上野公園の1角に植えられている4本のサクラのどれかではないか
という新聞記事が出ていましたね。

この交雑種は成長が早く、若い樹でも見事な花を咲かせることから
植木職人の人気を集めます。
花が大きく花付きがよいので、吉野山のヤマザクラにあやかって「吉野桜」と名前を付けましたが、本場の吉野山のヤマザクラと混同しやすいので明治になってから、
江戸の染井村(今の駒込あたり)で生まれたので「ソメイヨシノ」
と改名され全国に流通します。


実は、このソメイヨシノ、種で増えるのではなく、
「挿し木」や「接ぎ木」で増やしたものなのです。




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なぜ、種で増やさなかったのでしょうか?
それは種で増やすとその樹木の持っている性質をすべて次の代に伝えられるとは
限らないからなのです。交配する途中で遺伝子が抜けてしまったり、突然変異を起こしたり
といったことが起きて、必ずしも親の樹木の特長が伝達されるとは限らないのです。
そこで、園芸的には「挿し木」や「接ぎ木」といった技法を用いて親の樹木のクローンを作るのです。
ソメイヨシノの場合は、その花の大きさや花付きの良さ・若い時から花を楽しめることを
必ず残したかったのでしょうね。

では、育った樹木の花が風や虫により受精して種を作り増えることは無いのでしょうか?





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ソメイヨシノはすべてがクローンのため、隣の樹木の花粉は自分の花粉なのです。
遺伝子学的には「自家不和合性」といって同じもの同士では受精しない性質になります。

まぁ、難しい話は学者の先生にお任せして、我々は満開の花を楽しみましょうか?
そうそう、ソメイヨシノは一斉に咲き一斉に散る感じですよね、
この辺りもクローンだから ということなのかもしれませんね。


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